EVETT × LURRA° 国を超えたガストロノミー
今回スティーブ氏にお誘いを受け、10/4~10/6の三日間、久しぶりに韓国へ訪れることとなった。
この旅の最たるイベントは、「EVETT × LURRA°」の 特別なディナーだ。
両レストランは2023年時点で、ミシュラン1つ星を獲得している。
訪韓する前に、先に韓国入りしていたXANY.のクリエイティブチームから、いくつかの連絡が届いていた。「シェフの方々と、山菜採りに行く。」EVETTのHPを見てみても、シェフのJosephさんをはじめ漁師の方と船で沖合に出ている様子が伺える。その地への深い理解と探究心が、食事の前から伝わってきた。
夜20時ごろ、ソウルの江南にあるEVETTへ。
スポットライトに照らされた格式ある「EVETT」のロゴ。
横にある扉を開けると、美しい空間が目の前に広がる。


正装の紳士達が、席まで案内してくれる。
シェフ達が集中しながらも楽しそうに料理をしていて、高揚感に包まれた。

料理と共に、ペアリングのドリンクが出てくる。
私はノンアルコールを選択。
お酒が飲めなくても、ペアリングドリンクを楽しめるのは嬉しい。
食べるだけでなく、飲むということからも、美食を体験できることは最近の発見である。
韓国のものと、LURRA°が日本から持ってきたドリンクがバランスよく提供された。

**以降、食事に使用していた素材や料理名は記憶の範囲で記載します。




見た目もちょこんとしていて愛着が湧く。

甘みのある餅のような食感で、緑色の少しパンチのあるソースとの相性が絶妙だった。

説明するのが難しいが、雲丹を中心とした海鮮系のテイストで、とにかく味に迫力があった。
なんだか、1年間分の食事をまとめたような味わいが広がるような気分だった。


手前の食材は何か忘れてしまったが、本来トリュフを使用するところを、韓国現地の食材に置き換えて使用しているという説明が印象的だった。(これは次に紹介する食事だったかも…?)
香ばしい貝の味わいと、柔らかなクリームの調和が素敵。

手前のペーストも絶品で、本当に美味しかった。


今まで蟻を食べるという概念自体がなかったこともそうだが、その風味や味わいは衝撃的だった。
これは韓国でとれた蟻で、レモングラスに近しい爽やかな風味が口を抜けて、頭全体に広がるかのような、とてつもない感覚。小さな蟻にこんなにも強い風味があるとは…
蟻は産地によってその味に違いがあり、nomaでも度々使用される食材とのこと。

薬膳調の、縁起の良い味わいだった。



氷の器で出てくる山椒のシャーベットや、ベリー系のアイスなど、華やかな締まり方。


シェフの皆さんが、今回のコラボに当たって、手書きで書いたイラストのアートシート。
この「EVETT × LURRA°」の 特別なディナーイベントを経て、物事を追求することの大切さと、自身が見える域に留まることなく、文化や人、知恵や技術の衝突を取り、新しい世界を見据える姿勢の大切さを体感した。
自分も自分が取るアクションや仕事に対して、もっと愛と誇りを持てるように精進しようと思う。
慣れない韓国での食生活は?
初めての韓国で滞在が1週間、日頃、韓国料理を食べる機会の少なかったこともあり行く前は特に食に不安がありました。実際にはどうだったのか……

日頃から、辛いものや刺激の強いものは苦手で、なおさら韓国料理に関してはほとんど食べることがなく、ソウルでの生活が始まるまでは思っていました。
初めの二日間はカフェの取材での飲食でお腹が満たされてしまい、韓国料理を食べることがなかったが、三日目、同行した先の市場の朝食で苦手意識からスッと抜けられました。
辛いメニューもあるが、出汁ベースのものもあり後から調味料やキムチを付け足していくスタイルで好みの味で楽しめる。野菜も豊富に摂れ健康的。



参鶏湯、タッカンマリは日本食に慣れ親しんでいる自分にも合う味付けで、そこから少しずつ辛い調味料を加えて味の変化にも順応できました。また別の日にはキムチチゲを勧められ辛いながらも旨みがあるので抵抗なく完食。



味はもちろんのこと、野菜や海産物を多用することでバランスが取れ、腸内健康にも良い影響を与えるキムチや発酵食品を加えることで健康的な食生活につながっている
今更ながら、韓国料理を好む、夢中になる人の気持ちがわかったような気がしました。