PRADA MODE OSAKAの夜 — アートと建築が織り成す、一夜限りの対話
妻とともに、うめきた公園で開催中の PRADA MODE 大阪 の関係者プレビューに参加してきました。会場は、SANAA設計による大屋根施設の下。色とりどりのチェアや水景が調和する半屋外空間に見事に溶け込む、その演出に最初から心をつかまれた。

建築 × 音楽 × パフォーマンス
大阪が誇る世界最高峰の建築家・安藤忠雄さんのトークセッションは、まさにイントロダクション。大阪という都市が育んだ“勇気・自由・持続力”を、安藤さん自身のプロジェクトと重ねて語る姿は会場の人も感動してました。続く渋谷慶一郎さんとCompany Wayne McGregorによるパフォーマンス「COEXISTENCE」は、音と身体と空間が一体となる濃密な時間。アンドロイド「ANDROID MARIA」との多言語会話も披露され、テクノロジー×アートの未来像を垣間見れて、リアルにみることで感じることができる体験は本当に貴重だと思いました。そういったことは、子供たちにもっと感じてほしいとも思いました。

犬島プロジェクト:瀬戸内の時間を大阪で重ねる
屋内スペースでは、妹島和世さんが監修する“犬島プロジェクト”の展示が、模型や映像、そして写真家ホンマタカシさんの作品を通して展開されていました。かつての銅の精錬所が、地域とアートとが融合する現在へと変容した歴史と、それを支える緻密な建築のディテールに、ただ息をのむばかりです。
6月4日〜6日の犬島プレビューでは、プラダのテキスタイルを用いたワークショップや映像上映、地元食材を使った軽食など、多彩なプログラムで島の文化を体感できたそうです。今日のプレビューはそのクロスカルチャーのエッセンスが大阪に集約された形でした。
ちょうど、弊社運営のX.COFFEE(バイドットコーヒー)のSakuyaがこのタイミングで犬島に出かけていた。早朝から入ったら貸切状態で神秘的でよかったと聞いている。

感じたこと
- 都市空間に漂う“自然”への再定義
開放的な半屋外のステージ空間に触れ、その場に息づく“公園としての都市”への新しい感覚を体感しました。都会でもアートと共鳴する「パブリックな体験」は、PRADAならではの演出力だと思います。 - 建築を核にした文脈の拡張
犬島からうめきたへ──地域の過去と未来を建築によって結ぶ構成は、「場を再発見する楽しさ」を改めて教えてくれました。 - 空気感
音、光、素材、建築、テクノロジーが立体的に融合する場に身を置くと、自分の中の創造的な感性が蘇ってくるように感じました。

これからPRADA MODE OSAKAへ行かれる方へ
6月15日まで一般公開(登録制)です。建築・音楽・テクノロジー・地域文化を五感で体感できる貴重な機会。ぜひスケジュールに組み込んでみてください。
大阪・うめきたの変化を体現するこの夏の記憶を、あなたも“体験”してみませんか?
https://www.prada.com/jp/ja/pradasphere/events/2025/prada-mode-osaka.html?utm_source=chatgpt.com
次回は、犬島や東京のフォローアップレポートも書きたいと思っています。もし「こんな切り口で読みたい」「ここはもう少し詳しく聞きたい」という点があれば、気軽にコメントください。

Showgo Westfield a.k.a Popochan by GQ wedding
ショウゴはAce hotel Kyotoのオフィシャルカメラマンでもあり、自身のGQ weddingというフォトプログラムを提供している個人会社の代表でもある。Ace hotelの開業レセプション時に彼の奥さんから後日DMをもらったところから家族ぐるみでのお付き合いをさせてもらっている。彼が撮る写真はスペシャルで、被写体になる人たちを自然にさせる。彼自身もアメリカやカナダなどで俳優として活動をしていた期間もあり、表現者でもある。
Ryoto Mishima 見島良拓
世界中でパフォーマンスを行うプロダブルダッチプレイヤーでもあるが、今は一戦は退き、チームの運営やスクール、プロモーションなどを主な主戦にしている。プロダブルダッチチームalttype(オルトタイプ)のメンバーで、世界的に有名なシルク・ドゥ・ソレイユにも出演していた彼の話す言葉や行動はすごくスマートですごく好感を持てる。彼も家族ぐるみでの付き合いをさせてもらっている。トライアスロン業界で今でも仲良くしてくれている先輩の北京五輪代表だった山本良介から紹介をしてもらったこともあり、たまに会うと近況報告なども含め話込む。笑
こういったイベントにたまに顔を出させてもらうと、こういった仲間と会えることも嬉しい出来事。
WANDERING IS THE NEW GROUND
放浪は新たな境地
― Steve Shota Inataniが語る、“旅するように生きる”という選択肢と「ゼロプレイス」思考
Text by XANY.MAGAZINE Editorial

放浪は新たな境地
かつて“ノマドワーカー”という言葉がトレンドとして取り上げられた時代があった。ラップトップ(ノートPC)片手に世界を旅し、どこでも仕事ができるという自由な生き方は、SNSを通して多くの人々に幻想と希望を与えた。しかし、そのスタイルが“特別なもの”でなくなった今、私たちは改めて問い直す必要がある。
本当の意味での「自由なライフスタイル」とは何か?
私は、旅と共にある生き方を体現しながらも、それが単なる放浪ではないことを教えてくれる存在だ。かつてはスポーツで、現在はビジネス、クリエイティブ、エンターテインメントの最前線で生きている。そのライフスタイルには、「敢えてブレる」という、ブレない軸と確かな哲学がある。

“旅”は、居場所を広げる手段になった
「昔のノマドは“どこにも属さない”という印象だったけど、今は逆に、“どこにでも居場所を持てる”時代になったと思った」
現在、私自身の家族と共に国内外を移動しながらも、暮らしを成立させ、仕事の拠点を複数に分散させている。そこには、子どもの教育、パートナーのライフバランス、チームとの連携といった、多面的な調和がある。
「完全に定住しない生き方を追い求めるというより、“複数のホームを持つ感覚”が今の僕たち家族にはしっくりきています。ひとつの都市だけに縛られず、でも、どこに行っても自分のリズムが保てる。これは新しい“定住”の形かもしれません」

「ゼロプレイス」思考が支える、バランスと創造性
我々が提唱する「ゼロプレイス」思考とは、どこかに“根を張らない”のではなく、“どこでも根を張れる自分”であること。その柔軟さと自己内面の安定性こそが、旅する人生を可能にしている。
「“ここが居場所”と限定することで、人は動けなくなることもある。逆に、“どこにいても自分でいられる”というマインドがあると、どこに行っても自然体で、クリエイティブでいられる。ゼロプレイスは、場所を持たないことの不安を、自由に変換するための考え方です。」
それは、XANY.が打ち出しているXANY.FOLKのコンテンツ「ONE PROJECT」の根幹にも流れている思想であり、これから確実に伸びる分野をドストライクにキャッチできていると確信している。

“旅をしながら生きる”は、これからの「定住」のあり方
デジタル化が進み、働き方も価値観も多様化した現在。従来の「ライフスタイル」に固執しない柔軟な姿勢は、むしろ次世代に必要な選択肢となっている。旅をしながら暮らし、創造し、繋がる。そのベースにあるのは「どこでも自分の価値を発揮できる」という自己確立であり、そのための“設計”と“準備”を、私を注視している。
まさに、今はXANY.の仲間たちとも、“旅するように仕事する”というスタイルを一緒にデザインしている最中です。場所に縛られないだけでなく、むしろ“どこにでも溶け込める自分”をつくる。その柔らかさこそが、これからの強さだと思います。

最後に
かつて“移動”は不安定さの象徴だった。しかし今、それは豊かさの証明になりうる。
私の旅する生活は、単なるノマドではない。家族と、仲間と、自分自身と調和することで、複数の“HOME”を生み出す。これは新しい“定住”の形であり、これからの時代をリードする“流動的な安定”なのかもしれない。