好きなことでスケジュールを埋めていく方法
はじめに:やりたいことより「やる時間」をつくる
「好きなことで生きたい」と思っても、
現実のスケジュールは「やるべきこと」で埋まりがちです。
でも本当に大事なのは、“好きなことをやる時間”を先に確保すること。
つまり、「スケジュールを自分の好きで埋める」という発想です。
それは単なる時間管理ではなく、
自分の人生の主導権を取り戻す行為でもあります。
STEP1:自分の“好き”を見つける(自己理解)
好きは「感情」ではなく「エネルギーの動き」
まず最初にやるべきことは、
「自分が何をしているときにエネルギーが上がるか」を知ることです。
▶ ワーク例
- 没頭リスト:時間を忘れて夢中になったことを10個書く
- 充実リスト:終わった後に気分が上がったことを10個書く
- エネルギーチャート:やって元気が出ること/やって疲れることを左右に書く
これらを見返すと、あなたの「好きのパターン」が浮かび上がってきます。
好きは“感情”ではなく、“行動の中でエネルギーが高まる瞬間”です。
STEP2:時間の見える化(現状を把握)
今のあなたの時間は、誰のために使われていますか?
多くの人は、「やらなければいけないこと」で1日を埋めています。
けれど、それを無意識のままにしていると、
自分の時間を他人に明け渡しているのと同じです。
▶ やること
- 1週間の行動を15分単位で記録
- 「好き」「普通」「苦手」で色分け(赤・白・青)
- 振り返って、「好きの時間」は全体の何%かを可視化
まずは“気づく”こと。
これが「自分の時間を取り戻す」第一歩です。
STEP3:“好き”を時間にブロックする(設計)
「空いた時間にやる」ではなく、「先に入れる」
好きなことは、空いた時間にはできません。
だからこそ、先にスケジュールに入れることが大切です。
▶ 実践法
- Googleカレンダーなどで「好き時間」を固定化
例:朝30分「コーヒー×読書」、夜15分「振り返り」 - “好き”を儀式化する
例:水曜は企画カフェの日、金曜は音楽でリセット
「やる時間をつくる」ではなく、「やる時間を守る」。
スケジュールを自分の“好き”でブロックしていくと、
自然と毎日の満足度が上がります。
STEP4:“好き”を仕事や価値に変える(構造化)
好き×得意×社会ニーズ=価値が生まれる
“好き”を続けていると、必ず「得意」と交わります。
さらに「社会の役に立つ領域」と重なると、そこに価値が生まれます。
▶ 実践ステップ
- 発信する:好きなことをSNSやnoteで言語化
- 共有する:同じ興味を持つ人と繋がる
- 試す:小さく有料で提供してみる(講座・体験・販売)
- 育てる:得意分野を磨いて、価値を拡張する
ここで大切なのは「完璧さ」ではなく、
“好きで人を喜ばせた経験”を重ねること。
STEP5:定期的にリセット&再設計する
“好き”は変化する。だからメンテナンスが必要。
人の興味や価値観は変わります。
「好き」を固定せず、定期的に見直しましょう。
▶ 月1回のチェック項目
- 今のスケジュールを見て「ワクワクする予定」があるか?
- 義務で入れていることが増えていないか?
- “好き”が「仕事化」してストレスになっていないか?
“好き”は更新していい。
それが「生きている」証拠です。
まとめ:小さく始めて、大きく育てる
- 1日のうち15分、「好き」をスケジュールに入れる
- それを1週間続ける
- 1ヶ月後には、スケジュールの景色が変わる
“好きで埋める”とは、今すぐ全部変えることではない。
「自分の時間を、少しずつ取り戻すこと」。
その積み重ねが、
“好きなことで生きる”人生の最初の一歩になります。